風来坊

マキシマム・ブロウの風来坊のレビュー・感想・評価

マキシマム・ブロウ(2012年製作の映画)
3.0
過去レビュー投稿。

アメリカの都市シアトル。元軍人のトミーは退役後仕事に恵まれず、地元マフィアの元締めビッグ・ダグに雇われ借金回収の仕事に就いていた。
そんなある日、彼はダグからある荷物を運ぶ仕事を依頼される。それが危険な1日の始まりだった…。アメリカ製のアクション映画。

B級アクション映画感からは抜け出せてはいませんが、個人的にはアクション映画としてますまずだと思いました。
アメリカでは知名度抜群のプロレスラーのスティーブ・オースチンさんも世界的な知名度になると弱いですが、そこに世界的に知名度の高いドルフ・ラングレンを合わせる事でバランスを取っていますね。
まぁ…悪くいうと抱き合わせ商法ですが…。

ストーリーは単純でありがちな設定です。
謎の荷物を巡り、戦いが繰り広げられられると云うのはスティーブン・セガールさんの主演映画で似たような映画を観たましたね…。
ちなみに、スティーブ・オースチンさんはこの後「沈黙の監獄」と云う同じく抱き合わせ商法的な映画でセガールと共演してます(笑)

本作は、あくまで主役はスティーブ・オースチンさんですが、ドルフ・ラングレンさんの不気味さが溢れる悪役ぶりが際だっている印象です。
しかし、ドルフ・ラングレンさんはアクションシーンは替え玉を多く使っていて衰えた感は否めません(´・ω・`)

主役が肉体派のスティーブ・オースチンさんですから、やはり比重は格闘アクションが多いですが効果的に銃撃シーンもあるのでバランスが取れています。
格闘アクションも彼に合ったスピードは無いが打たれ強さとパワーを前面に出していて、「製作者、レスラー、オースチンを分かってるじゃん」って感じで個人的にはニンマリしました。

アクションに見所はあるものの、ストーリーの底の浅さが最後まで足を引っ張りました。
どんでん返し的なものもありますが、成功してるとは思えないです…。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが「何でそんな回りくどい事を…」って印象です。

ツッコミ所が多く、完成度が高いとは言えませんがアクション映画が好きな方ならますまず楽しめるのではないかと思います。
風来坊

風来坊