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ゼロ・ダーク・サーティのlaszloのネタバレレビュー・内容・結末

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2012年 アメリカ
監督 キャスリンビゲロー 脚本 マークボール

アメリカがアルカイーダの首謀者ウサマヴィンラディンの居所を突き止めて殺害するまでの物語
誰も探し出すことが出来なかったウサマヴィンラディンをCIAの若き女性局員がその分析力と執念で突き止める
探している間もアルカイーダの犯行によるテロ事件は絶えることなく女性局員は精神的に追い詰められていく
そればかりか相手の罠にハマり同僚を含むCIAの局員7人が殺害されるというCIA始まって以来の被害を受けてしまう

弱気になっていく男性局員を尻目に益々深まる彼女の執念がCIA局長と最後には大統領の決断をも促し確証のない中で特殊部隊の発動を決めさせる

ウサマヴィンラディンは元々はアメリカが自国の都合で育て上げたモンスターですがその後に手酷いしっぺ返しを受けて殺害に至ります
しかし9.11同時テロを含め数々のテロ事件を起こされるなどその代償はあまりにも大きいものでした
2021年の8月にアメリカ軍は去り結局アフガニスタンはタリバンに奪還されてしまいました
アメリカとアラブ諸国との確執は未だに出口が見えません

物語はウサマヴィンラディンを探すまでの先の見えない焦燥感から始まって(連絡員の携帯と連動した携帯を手に入れた経緯がどうしてもわかりませんでしたが→それが出来るなら人物も特定出来るのでは?) 特殊部隊による作戦の緊迫感やヘリコプターが1機墜落したり結果は知っていながら中々ヴィンラディン本人が見つからないドキドキ感など目を離すヒマのないあっという間の2時間40分でした

実話物はエンドロールでその後の主人公について語ることが多いのですが極秘情報なのでしょうか語られることはありませんでした
今でもアラブ関係のミッションに付いているのでしょうか?
フィクションの世界なら連続物になりそうなぐらい有能で魅力的な女性でした
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