Hoshiduru

チチを撮りにのHoshiduruのレビュー・感想・評価

チチを撮りに(2012年製作の映画)
3.1
なんとなく予想した流れに沿って、予想外のエピソードが成立する、の連続がすごくよかったな。説明は無いのに家族の立場それぞれでの心情・言動の違いを細やかに描いてた印象。

あの姉妹、どこか幼さが強いし、だけど家族の結びつきも強いし、きっと本当にお母さんが中心の世界なんだろうな、って思った。そこが「別の家に行く」というテーマでロードムービー感を出せる理由かもしれない。

なんかいつも中野量太の作品って妙にスッと受け入れきれないカットとかオチがあるんだけど、なんか、これ観てたら、感動の照れ隠しなのかなって思った。まだこの時は調整ミスってる気がするけど、そう思ったらすっと受け入れられた。
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