パン泥棒

チチを撮りにのパン泥棒のレビュー・感想・評価

チチを撮りに(2012年製作の映画)
3.6
父親が14年前に女を作って出て行ってしまって以来、母親、フリーターの姉・女子高生の妹の3人で暮らしていた。
裕福ではないが明るい親子。

そんなある日、母親から「お父さんがもうすぐ死ぬから会いに行って、ついでにその顔を写真に撮ってきてほしい」と頼まれる姉妹。
困惑しながらも、父親のいる田舎町に会いに行くことに…。しかし、既に父は前日に他界しており、急きょお葬式に参列することに…。

そこで初めて知る異母兄弟の存在。
母親の当時の気持ち。
記憶が殆どない父への感情。
母親の偉大さ。

共感出来る要素のある人には刺さる作品。
ない人にはつまらない作品かもしれない。

葬式の中、たくさんの大人たちに囲まれる中で子供3人が座っておにぎりを食べるシーンは、ユーモアたっぷりのセリフが面白かった!!

しかし、そのあとの異母兄弟の涙には号泣😭
懐かしい子役:小林海人くんが泣かせにきます!
でも、最後の最後のはしっかりと笑わせにくる!

笑いあり、涙ありのヒューマンドラマでした!

※『チチを撮りに』父をカタカナ表記にしたのは、母の意味が込められているからだそうです。
道理でチチを揉むシーンがあるわけだ笑
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