filmtraveler

草原の椅子のfilmtravelerのレビュー・感想・評価

草原の椅子(2013年製作の映画)
3.8
成島出(8日目の蝉)

岡山県笠岡市の島々

原作 宮本輝

パキスタン フンザは桃源郷と呼ばれ、ナウシカの風の谷のモデルとも。
カラコルム山脈 ウルタルII峰は長谷川恒男が死んだ山。墓はフンザ渓谷。

虐待、育児放棄はわかるが、宗教など、子供を預かることになる背景や理由に多少無理があるような気もするが、両親の離婚による複雑な青年期を送ってきた黒木華の特別な思いがあったということで理解したい。バカな親が子供を産んで虐待するという短絡的な構図で片付けられていられているような感じもするが、これも一つの現実かもしれない。(小池栄子の名演)

瀬戸内海、椅子、フンザの街、人、山々、渓谷、砂漠を通じて4人がそれぞれ成長していく物語。

「正しいやり方を繰り返す」

吉瀬美智子、着物、器、酒。