グリーンツー

草原の椅子のグリーンツーのネタバレレビュー・内容・結末

草原の椅子(2013年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作は宮本輝。違いのわかる男。上質を知る男。ならば是非、ネスレの「ネスカフェ・ゴールドブレンド」を小道具で出してほしかった。

それはさておき、主演は佐藤浩市、西村雅彦、吉瀬美智子。ストーリー、映像、主題歌、そしてヒロイン。全てが「美しい」という言葉では表せないくらい美しい。ちょっと出来過ぎだろ~と思う部分があっても、吉瀬美智子の笑顔が全てどうでもよくさせてくれる(^^)。いや本当に。着物姿の彼女をスクリーンで観たら、ただそれだけで料金の「もと」が取れた気分。

この映画の佐藤浩市のように、吉瀬美智子のような美人と共に何もかも忘れて世界の果てまで旅に出てみたいと感じるのは自分だけではないと思うけど、実際そんなことが出来る人はそんなに多くない。そしてそんなことが出来る時点で、他の大多数より「恵まれた」立場にいるような気がするんだけど…。

そんなひねくれた考え方も、吉瀬美智子が全てどうでもよくさせてくれた(^^)。こんな人が側にいたら、旅の風景なんて目に入らなくなると思う(^^)。そういう意味でも、この映画の登場人物は贅沢なメンバーである。しかしそんなことも、最後はどうでもよく感じさせてしまうのが吉瀬美智子とGLAYの凄さ。今回のGLAYの主題歌、「HOWEVER」に匹敵すると思う。

ちなみに吉瀬美智子は僕と同級生。こんな人が一緒の学校にいたら、それだけで登校が楽しくなっただろうな…。