ミオチー

アンチクライストのミオチーのネタバレレビュー・内容・結末

アンチクライスト(2009年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

オモシロ映画。
ラース・フォン・トリアーはダンサーインザダークで微妙な気持ちになってから敬遠していたが、友達にゴリ押しされて見た。が、友達より好きになってしまった。
まずキッズが親が激しいセックスを行っている最中くまさんとワクワクお散歩落下死するところからなんだかシュールで爆笑してしまった。こんな長尺でムーディに撮るな。いちいち笑いのポイントがあって、ホラーの緊張とギャグによる弛緩で整ってしまった。(監督がギャグでやっているのかは分からないが、自分は笑えたのでギャグとする)
後半の生殖器への荒ぶる暴力性と足ギコギコ砥石磔事件でだいぶ友達はウヘエ……となっていたが、それよりボルテージの上がりようにキャッキャしてしまった。謎セックスタイミング、謎因習、極右セラピストの旦那……たぶん主人公は精神病からのミュンヒハウゼンなんだろうなとおもう。子供を疎んでいるのに子供を理由にして夫を縛り付けていた。彼女は一貫して母親ではなく、性に溺れた女として描写されていた。最後の方はなんかもうとっちらかっててファンタジー臭に包まれていたのでよく分からんけど、彼女こそが悪魔だったんだろうね、ということで全会一致した。ネイチャーイズサタンズチャーチ‼️落ちるどんぐりは子供との相似なのかな。
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