倉持リネン

エンド・オブ・ザ・ワールドの倉持リネンのレビュー・感想・評価

3.3
自由奔放なペニー(キーラ・ナイトレイ)と真面目な堅物ドッジ(スティーヴ・カレル)のロードトリップ。舞台は滅亡直前の地球……

文字通りカオスと化した世界の中で変わるものと変わらないもの。


「もっと早く出会いたかった」と泣くペニーに、真っ直ぐな目で「僕らにとって今が運命の時だった」と言える素晴らしさ。

「でも時間が無い」「いつもそうさ」

長く一緒にいれることは素晴らしいことだけど、たとえ一緒に過ごせた時間が短くても尊くてかけがえの無い関係ってあるし、
仮に50年一緒に過ごしても60年一緒に居たかったと悔やむかもしれない。。

恋人たちにとって充分な時間なんてないんだなぁと思わされて感涙。

正直、ラストのこのセリフがこの映画でいちばん良かった。こんな心に染みる会話が書けるなら映画中盤くらいからその路線でも良かったのに……笑
倉持リネン

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