馮美梅

風立ちぬの馮美梅のレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
3.0
零戦を設計した堀越二郎さんをモチーフに幼少期から飛行機に魅せられ、ひたすら飛行機の設計に心血を注ぐ。実話ベースのファンタジーな物語でもある。

特に菜穂子の存在は、なぜ彼女が結核でなければならなかったのか?なぜ死ななければならなかったのか?

私的には堀越二郎という人間そして菜穂子を通して、特に最後に夢の中に菜穂子が出てきて二郎に「生きて」と言い二郎が「うん」と悲しみを超えて生きることを約束するシーン。

これは私には宮崎監督が当時の庵野さんに「生きろ」という希望的メッセージを作品、二郎の吹き替えを通して「うん、生きる」と言わせたかったのではなかろうかと思えた。(あくまでも私的な思いです)

作品自体、私は大正・昭和初期が好きなので、色々風景などツボった(笑)
庵野さんの吹き替え自体私は違和感は感じなかったし、この作品の二郎のイメージにハマっていたと思う。
馮美梅

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