伊達ロビン

風立ちぬの伊達ロビンのレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
4.5
いろいろな日々の狭間の夜に、「風立ちぬ」。
ユーミンの「ひこうき雲」の歌詞が、本来の曲の意味と全く正反対の歌詞に聞こえる。ヒロイン菜穂子の生の輝きを謳った歌に聞こえる。
時をこえた、歌と映画の運命的な出会いだと思う。
時や事情に翻弄されながら、いろんなひたむきな生があった。自分のできることに打ち込んだり、誰かを愛したり。それが生きた証。
何よりもまず、人がある。
何気ない自然の描写も本当に綺麗。
みんな、かけがえがない。