「ラピュタ」や「カリオストロ」といった個人的な好みのラインからは外れているし、キレイな起承転結やクライマックスもないし、堀辰雄の小説は未読…どころか、説明のないディテールは半分も分かっていないんだけれど…
…それでも嫌いになれず、『…良い映画だなぁ…』としみじみ思っちゃいます。 しかし感想書くのは難しい〜！
これまでずっと「空を飛ぶ」をテーマのひとつとしてきた監督の総決算として、非常に納得の内容。
「ハウル」や「ポニョ」では“それ自体が目的化している”ように見えたフード描写も、自然な挿入で好印象。
ラストの「業も、棘も、喪失も、全部引っくるめて抱えて、この先も生きていくしかねぇだろう！？」…的なメッセージは、「もののけ姫」よりも腑に落ちる形に。
…言語化する程浅はかさが露呈して情けない限りですが、「最後の作品」という位置付けはとても似合っている、カッコいい幕引きだなぁ…とは強く思いました。…思っていたのですが、果たして…
