ヒグラシ

風立ちぬのヒグラシのレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
3.7
これをみたのは2回目だ。公開された時に普通に映画館でみにいった。
当時思ったことがめちゃくちゃ思い出されて、変な気持ちになった。今から当時の思っていたことを書こうと思う。

風立ちぬを映画館で観る前、風立ちぬの特集をテレビ番組で扱っていた時に、とんでもない情報を得た。それは効果音を全て人間の口でやっているという情報だ。どういう目的があったそれをやっているとかは全く覚えてないのだが、それだけはすごくはっきりと僕の心に入ってきた。
当然映画をみる時、僕は効果音の方に集中してしまった。飛行機のエンジンの音。飛行機のプロペラの音。そして風の音さえも全て人間の口から出る音で確かに音がとられていた。
そうなると、映画のどのシーンにも「トゥ、トゥ、トゥ、トゥ」とか「シュコー」とかいう効果音を真剣に出しているマヌケな声優さんの顔が浮かんでしまうのだ。
僕は宮崎駿監督、待望の最新作、風立ちぬを楽しんで鑑賞することに見事失敗したのだ。

そして時を経て、GEOで風立ちぬのDVDを借りた。やっぱり相も変わらず、マヌケな声優さんの顔が出てきてしまった。

効果音を人の声でやるって、マジでどういう種類のこだわりなんですか…。
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