再視聴。
夢と言うのは純粋だ。美しくよく飛ぶ飛行機を作りたい。それだけなのだ。
どんなときも飛行機を想像してしまうくらい好き。
飛行機研究費で、国民一人づつにカツ丼を毎日提供してもお釣りが返ってくる。
彼はよく飛ぶ飛行機を完成したら、兵器になることを最初から知りながら研究をする。
彼の夢は、誰かの犠牲の上に成り立っている。
でも、地震が起きれば見返りを期待せず助けるし、利他的な性格であるが、、、
飛行機の夢は捨てられない。
そこにとても矛盾と苦しさを感じる。
本来なら仕事をやめ、妻を看取る決心をすべきだったかもしれない。
仕事を続けて、彼女を近くに住まわせたのは彼のエゴだったかもしれない。
菜穂子は、彼の利他的なところに惹かれるが、夢を追い求める利己的も面を理解して、彼の夢の邪魔をしてはいけないと思ってしまったのではと思うと辛い
実在の堀越二郎の妻は結核ではない。それは別の話と混ぜている。
遺族には改変による許可を取った上で、上映しており各方面に配慮している制作陣の優しさを感じた。
大きな夢は、知らない人だけではなく家族や身近なひとも犠牲にしているのかもしれない。
少し自分にも思い当たる気がして辛くもなった