リーリー

風立ちぬのリーリーのレビュー・感想・評価

風立ちぬ(2013年製作の映画)
4.7
なんだか批判的な噂を、色々聞いていたけど、、。思ったのは、
映画って、一般論を描くためのものでもないし、正しさを描くためのものでもない。

主人公が思うことを描くもの。主人公がみた世界を描くもの。
見ていて思うことは色々あるけど、でも二郎はそれを自分の正義の中で選んだ。

映画の中では、正しいとか、間違いとか、そんなことは関係ないことだと思う。本来、そうあるべきだと思う。

芸術で、矛盾が表現出来なくなったら、受け止められなくなったら、もう終わりだと思う。
今の時代にそれをきちんと包み隠さず出すなんて。
素晴らしい映画だと思う。

ただ、気になったのは、今までのジブリの作品みたいに繰り返し見たいな。とはあまり思わない。それがすこし。
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