ゆずっきーに

かぐや姫の物語のゆずっきーにのネタバレレビュー・内容・結末

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

メイキングムービー(『高畑勲、かぐや姫の物語をつくる』)と併せて鑑賞。

鳴り止まぬ生命への礼賛。自然、郷里、庶民への無条件の肯定。罪と罰への解釈。何気ない仕草にも宿る無音の魂。無情に響き渡る行進曲。
今この時代、この社会に向けてこの映画が作り出された意味は何か。

生きている手応え。
「そうよ。なんでもないわ。生きている手応えがあれば!」

人間と大地の連帯。
監督が「地球賛称の作品なんだけどそれをひっくり返して描いている。」と語るのだがひっくり返し方が壮大過ぎてもうほとんど地球否定に迫っている。ゾクゾクしました。

高畑監督、こんな作品を残して下さり本当にありがとうございます。同時代を生きられて光栄でした。
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