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かぐや姫の物語のJBLのレビュー・感想・評価

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)
5.0
高畑勲監督の最高傑作と言える作品。

映画のカテゴリーに置いておくには勿体無い、美術品のような華麗さを兼ね備えている。

かぐや姫の表情で心情を語っている部分が多く、無駄な台詞がない

平安時代は平和であったが故に芸術が栄えた時代。
しかし女性の権限は少なく男性からの求婚に断る余地のない時代にかぐや姫のような存在は当時の多くの女性から支持を得たと言われている。

印象的だったのは、求婚を迫れて簾越しにそれを回避しようと話をしている最中、かぐや姫の手は震えているが、その怯えを相手に悟られない姿は涙無しでは観れない。
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