ピグモン

世界にひとつのプレイブックのピグモンのレビュー・感想・評価

3.5
躁鬱を患う主人公の常人には理解し難い行動や感情の起伏がリアルに描かれており、その主人公自身の苦悩や周りの家族、友達の接し方の難しさが忠実に再現されていた。
 だが最終的にこの映画の伝えたかったメッセージが何なのかと言う点は少しぼんやりとしていてわかりずらかった気がする
というか分からなかった。

躁鬱に関する前提知識が少しは無いと最後まで見るのは辛いかもしれない映画です。



わたしの身近な大事な人も主人公と同じ病を患っており、少しでも力になれたらと思い今回観ることにしたのですが、
捉え所もなく人それぞれのケースバイケースで症状が変わってくるため総括的な答えがなく改めて大変な病ということを再認識した。

しかし大事な人であるからこそ理解しようと、答えに向かおうとする意思が大事なのだと思う。
結果だけを見ていると近道をしたくなるし、やる気も次第に失せていく。

ただ地道な努力を続けていればいつかは辿り着くだろう。向かっているわけだから。