やん

世界にひとつのプレイブックのやんのレビュー・感想・評価

4.0
デビッド・O・ラッセル監督お見事!という他無い。ストーリー自体はなんの変哲も無い今までハリ ウッドで大量に生産され消費されてきた話し。ただこの作品は抜群に面白い。主演の二人もさることながら、脇役の細部に至るまで深く作りこまれたキャラクター、笑いのバランスが絶妙の最高に可愛いストーリー、完璧なカメラワーク、伏線の回収も完璧な演出 力。どれも高い次元で融合している。いやはやアッパレである。なにより出てくるキャラクター全てがぶっ飛んでてクレイジーなのが良い。まともな人間なんて1人も出てこない(笑)人間少なからずクレイジーな部分があるはず。そこをブラッシュアップすることにより人間性、キャラクターの立ち方を際立たせることに成功している。ジェ ニファー・ローレンス演じるティファニーなんてもう最高に愛しい♪あんな表情豊かに演じられる女優最近だといないんじゃないかなぁ。天 才ですよ、彼女。ぜひ彼女にオスカーを穫らせてあげ たいです(無理だろうけど...)。 唯一難癖つけるとすれば、あのダンス大会での点数は...個人的には無い(笑)あそこであの点数は出さないで欲しかった。「及第点以下で全て を失うが、最後に真の愛は残る...」の方がもっと 重みが出た気がする。まぁそこがハリウッドな んだろうね。ラブコメだし重みなんて関係ないか。でも正直そんなことはどうでも良いくらい最高に面白くて、難しいこと考えずに脳みそ空っぽ にしてみられる作品。ぜひ映画館で観てあげて下さい(話題作のわりに空席が目立ってたのが気になります)。某熊のヌイグルミの下品コメ ディなんか観るなら絶対にこっちでしょ!おすすめです。
やん

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