りょうすけ

世界にひとつのプレイブックのりょうすけのレビュー・感想・評価

3.5
「世界にひとつのプレイブック」

躁うつ病の2人が出会ってダンスで病気を克服していく話。序盤、実は躁うつではなく、統合失調症のブラッドリー・クーパーがイマジナリーフレンドのジェニファー・ローレンスに出会う某作品賞受賞作のような映画なのかと思ってたらそこまで捻りのある映画ではなかった。

特に変則的でもないし、かなり王道のラブコメだったけど結構楽しめた。デヴィッド・O・ラッセル監督の次の2作でも共演しているが、ブラッドリーとジェニファーの2人の組み合わせは凄く良いと思う。

ラストのダンスのシーンは圧巻で、劇場で観られたことは幸いだった。ただジェニファーの演技が主演女優賞に匹敵するものかどうかと聞かれたら微妙な気もする。この年の候補を見てみたけど、「愛、アムール」のエマニュエル・リヴァの方が適役じゃなかったかな。もちろん、本作でのジェニファーの演技は素晴らしいんだけど…

デヴィッド・O・ラッセル、「アムステルダム」のせいで悪い印象が強い監督だけど、それ以外はなんだかんだ毎回楽しめてる監督なんだよなぁ… 「アメリカン・ハッスル」は面白くて2回観に行ったくらいだし、「スリー・キングス」も「JOY」も結構好き。また次回作も期待してる。
りょうすけ

りょうすけ