クレイジーな人たちがいっぱい出てくる。
でもそのクレイジーさはどれも、優しさや愛情の深さが人間の弱さゆえにかたちを変えたもの。
彼らの言動は大袈裟で、鑑賞中は少々いらっとしてしまったけど、見終わってそんなふうに捉えるとゆるせた。
-人生は色々な方法で人を傷つける
-誰だってクレイジーな部分はあるだろ?
傷つくあまり、時にはとんでもないことをしでかすこともある。それでも人は立ち直れる。そんなのあたりまえでしょ?という懐の深さがにじむ気持ちのいい作品。
彼らが最終的に求めた幸せは本当にふつう。立ち直ることは、自分のそばにあるふつうの幸せに気づくことなのかもしれない。