だしつゆ

世界にひとつのプレイブックのだしつゆのレビュー・感想・評価

3.5
クレイジーな人たちがいっぱい出てくる。
でもそのクレイジーさはどれも、優しさや愛情の深さが人間の弱さゆえにかたちを変えたもの。

彼らの言動は大袈裟で、鑑賞中は少々いらっとしてしまったけど、見終わってそんなふうに捉えるとゆるせた。

-人生は色々な方法で人を傷つける
-誰だってクレイジーな部分はあるだろ?

傷つくあまり、時にはとんでもないことをしでかすこともある。それでも人は立ち直れる。そんなのあたりまえでしょ?という懐の深さがにじむ気持ちのいい作品。

彼らが最終的に求めた幸せは本当にふつう。立ち直ることは、自分のそばにあるふつうの幸せに気づくことなのかもしれない。
だしつゆ

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