せんだ

世界にひとつのプレイブックのせんだのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

すごく騒がしい笑
前半めっちゃ辛かった…

ティファニーのオラオラ感が嫌いじゃない…と頑張りながら観てたら途中からグングン楽しくなるやん!

悪態つきながらネクタイ結ぶティファニーも、手紙のことも、手握ってるところも。かわいらしい。以前はハチャメチャだったけど、ティファニーの一途さ、イラつき、良い。

ロバートデニーロが良かったよね。誰もが持ってる異常さ、正常さ。そういうのをうまく散りばめてたよねー。兄の比較癖。弟の元来持っていたであろう(というか環境によって構成されたのであろう)寛容さ

映画の内容から逸れるけれど、まあ何が異常か正常さなんて誰かが決めた尺度しかなかったり、物理的に(?)脳や神経に異常があったとしても、本人が治療を必要としないのであればそれは病気であるかもわからないし定義もできないのかもしれんし?そもそも治療しないほうがいいものも存在するだろう。
症状で適当な病気の型にはめるってある種それ自体が病的にも感じるなーとボチボチそんなことを考えながら観終わる。
人が他人を経験則から型にはめるのってなかなか不思議だ
でも世の中には型にはまることで、処方されることで安心を得ることも、場合によってはそれがあれば救われることもあるから(社会的な手当てとか)、良いことであれ悪いことであれ、他人に承認されることは救いなのかもしれない。打ち明けることで一方的に承認された気になることも大事なのかと、ふと。
せんだ

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