オーウェン

野蛮なやつら SAVAGESのオーウェンのレビュー・感想・評価

野蛮なやつら SAVAGES(2012年製作の映画)
3.1
友人であるチョンとベン。そして二人と共に愛し合っている関係のオー。
この3人で作りだした大麻栽培のビジネス。
その成長具合にメキシコの犯罪カルテルが目を付け、強引に取引を持ち込み遂にはオーを誘拐する手段に出る。

ドン・ウィンズロウの原作は面白かったが、映画は随分とスッキリした脚色に収まったようだ。
アリゾナやメキシコの空気が再現されていることにはオリバー・ストーンらしい演出の賜物。

ストーンに外せないバイオレンス部分はほとんどをベニチオ・デルトロが担当する。
口ひげを生やして威圧感が増した印象。言動よりもデルトロの顔の方が怖いけど(笑)

大博打の反撃に打って出る二人と、カルテルの女ボスの対峙も中々。
カルテルの側にデルトロやサルマ・ハエックなど強烈な個性が渦巻いているので、いかにも影が薄くなるのはしょうがない。

いい感じで進むのだが残り10分の展開は間違いなく賛否両論が起こる。
個人的にはまったくいらないものだと思う。
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