ピッツア橋本

キャビンのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

キャビン(2011年製作の映画)
4.3
これはゾンビホラー?サスペンス?スプラッタ?サイコミステリー?あるいはSF…何というかカテゴライズに凄まじく悩むハイブリッドな映画。

冒頭の20分はアメリカの大学生5人が車で山奥の別荘へ遊びにいき、突如ゾンビが現れてお約束のサバイバルが始まる。
のだが、実はそのシチュエーション自体がどこかの管理室から作為的に仕掛けられたものであった…という急展開に変わり、それからまた破天荒な真相に迫っていくストーリー展開。

それというのもおそらく、
タイトルの英単語CABINは山奥の小屋と、操縦室(船室)という2種類の意味を持っていて、本作はまさにその二面性を持った不思議な構成に仕上がっている。

とにかくいろんな要素や映画ジャンルをB級感という魔法の調味料で、極めてケミカルに仕上げた闇鍋のような作品。

僕は好みの具材がたくさん入っていたので、美味しくいただけました笑

あの導入の10分からあのラストに辿り着くと想像出来た人はきっとこの世にいないと思うので、予定調和の映画にウンザリしている方には両手を上げてオススメ出来る一本です。

とにかく爆発力全開でした。
ピッツア橋本

ピッツア橋本