おかいものにゃんぽ

キャビンのおかいものにゃんぽのネタバレレビュー・内容・結末

キャビン(2011年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

よく考えたらよく出来てます。 翌日以降にじわじわくる…。
最初にまず、言います。
予告とかあらすじとか、映画の詳細について前情報は空っぽの状態で、観てください。

私の場合は、〝全米で話題になった〟とか、クリス・ヘムズワース見たさで興味持ってレンタルしたので、さほど期待はしていませんでした。
(ジャケットの感じから失礼ながらあんまり期待してなかったので)

マルチレイヤースリラーって何?くらいのレベルで、映画観てる人間なので、ちょうどよかったんでしょうね。

私個人で感想を言えば、日本の映画館で千円近く出して観る作品じゃないけれど、日本より映画館に行きやすいアメリカでの場合を考えたら※…アメリカの方のおおらかさを考えたらヒットしたんだろうな、と。

※ 映画代が安いらしいです。
日本は高いし、映画館に行きやすいかどうかの意識がアメリカとは違うとどこかで読みました。
文化の違いですね。

…日本で、たくさん映画観て、ハリウッド大作に目が慣れてる人には分からないシュールさなんじゃないですかね?

頭から白衣の人間が出てくる時点で、この話はホラーじゃないですって警告されてますし。

なんだろう?なんだろう?
…なんじゃこりゃ?って思いながら最後まで観て、作った人の意図するところを考えながら思い返してみたら、コメディではないだろうか?…というのが私の見解です(^_^;)

観た後はいろいろ思い返してるだけでモヤッとしてるんですけど、翌日にあの映画は映画ファンを自称する人ちへの風刺なんじゃなあのか?って仮定して思い返したら、全部しっくりきました。

やっぱりコメディです。

クリス・ヘムズワースも見事に笑を誘う役どころ。

ところどころ差し込まれる日本含めてツッコミどころの多いモンスターたちも、そう考えたら納得です。

二度見まではしませんけど、
〝映画業界って最近どうなの?〟
〝観る側の要望に応えようとしすぎじゃないの?〟
〝お客様は地底に眠る見えないモンスターです〟
って声が聞こえた気がしたよ。

古き映画へのオマージュと映画の定番パターン、予想外の展開を求める視聴者への愛と皮肉を込めて…。

※ 別サイトに載せてたレビューですが、お気に入りの作品なのでこちらにもレビュー同文載せさせて頂きました。