ジョン

キャビンのジョンのネタバレレビュー・内容・結末

キャビン(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画ファンによるホラー映画ファンのためのホラー映画ファンの映画。文句なしです。

ジョック率いる若者グループ、森の中に佇むボロ小屋、怪しい地下室、なぜか湧き出す適度な濃霧、最初にやられるのはビッチ……ホラーの定番(というかまんま死霊のはらわた)要素の全部に「そういう儀式だから」の一言で理由をつけ、その上飛び出すのはどこかで見たことのある怪物達による盛大な殺戮パーティ! もうお腹一杯です。
そんなごった煮の中で人間も化け物も登場人物全員が綺麗にキャラ立ちしているのも映画として好感が持てます。
日本支部は学校の怪談風の舞台で貞子風の幽霊、というのも実にシャレが効いてます。

冒頭で「ホラー映画ファンのための」と書きはしましたが、ディープなホラー好きは勿論、「ホラーに興味あるけど怖いから近寄り難いな」という人への入門にも最適な一本です。
ジョン

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