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愛、アムールのnaのネタバレレビュー・内容・結末

愛、アムール(2012年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

終始自分の母親と重ねてしんどくなった。現実的だった。気持ちがめっちゃわかる。動けなくなると、毎日が食事・排泄だけの繰り返し。おじいさんは一人でよく頑張ったと思う。歌を歌ってあげたり、昔話をしてあげるシーンは感動した。娘がもっと支えてあげるべきだったけど、娘には知られたくない、屈辱的っていうアンヌの気持ちも分かる。妻は一人じゃ何もできないけど、夫も妻を介護することに自分の存在意義を見出してた。食べない飲まないで、死にたいのかと手をあげるのも共感できる。優しさが故に窒息死させた。その後に洋服を選び花を手向ける。
好きな映画。素晴らしい演技だったし、冒頭と終わり方も良かった。暗くて辛い映画だったけど、これが現実。余韻は心地いい。長き素晴らしい人生。
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