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愛、アムールのnonのネタバレレビュー・内容・結末

愛、アムール(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

《2018年レビュー》
場面の切り替わり方が独特で、絶妙なタイミングで場面が転換するので最初はあれ?と思ったけれど慣れるとそれがテンポよく感じて観やすかった。主演のお二人の特にアンヌ役の女優さんが可愛らしくて、だからこそ変わってゆくさまが辛かった。老老介護の現実、日本の作品だったらきっと生々しく感じるかもしれないが、最後まで綺麗に描かれていたのもよかったのかもしれない。ただ、水を飲ませようとして飲んでくれなくて暴力を振るってしまう場面は切なかったし、ラストの物語を聞かせて…の場面も、あの行動に出るまで溢れそうで溢れなかった水が一気に溢れ出した感じはドキッとした。観終わったあと、アルバムをめくりながら「素晴らしい。(何が?)人生よ。かくも長い。」と言っていたアンヌの言葉が胸に残った。
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