ふと、重なる。身近にいた人たちが。
私はこの映画でいうと一度も登場することのなかった孫や、たまに来る娘のような存在で。何にもわかっていなかったな。
これは当人達にしか到底わかりえない問題で、それが…
《2018年レビュー》
場面の切り替わり方が独特で、絶妙なタイミングで場面が転換するので最初はあれ?と思ったけれど慣れるとそれがテンポよく感じて観やすかった。主演のお二人の特にアンヌ役の女優さんが…
まず、ふたりの演技がすごい。これだけでも観るべきと言える。ラスト、ほやっとした顔で家にくる娘、いいな〜。あれだけ涙ながらに正しさを説くけど、それでもやはり介護当事者ではないというのが滲んでる。家族の…
>>続きを読む自分の最期ぐらい自分で決めたいと倫理的に納得できずのこの点数です。これが幸せ/愛の定義だとすれば、私は老老介護に頼らず他人を介入して、自分らしくを追求したい。老いてからでは難しいのかもしれないけど、…
>>続きを読む冒頭からのシーン。
「この映画は重いぞ」って
語りかけられてるみたいだった。
ピアノの一和音目も。
電気が消えた暗い室内のショットにも。
さっきまで普通に話してた妻が突然、
反応がなくなり、話…
老老介護の苦しみ。我が家は早死にの家系なので私は祖父や祖母という存在に触れたことがないし、両親の介護が待ち受ける世界線にも立っていない。自身も介護が必要になるほど年を取る前に死んでしまうのだろうなと…
>>続きを読む厳格で性格の頑固そうな夫が、半身不随の妻を自宅で献身的に介護する話。
介護の始まる退院日、夫から初めて聞く昔話に喜んだ妻が、「イメージを損ねない話ならもっと聞かせて」「厳しいけどとても優しいイメー…
終始自分の母親と重ねてしんどくなった。現実的だった。気持ちがめっちゃわかる。動けなくなると、毎日が食事・排泄だけの繰り返し。おじいさんは一人でよく頑張ったと思う。歌を歌ってあげたり、昔話をしてあげる…
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