痛いほどに現実だったし、苦しいほどに愛だった。
終盤で一気に虚無感に襲われて、エンドロール後は感情ぐちゃぐちゃの思考停止状態なりましたわ。一晩経ってやっと整理できた気がする。(思い返しただけで泣けて…
このレビューはネタバレを含みます
永遠の日本の課題、老老介護…
平野啓一郎さんが「人の死に方は、どんな人であってもその人の人柄として強く印象に残る。」と書いている小説を読んだことがある。
病によって人格が変わり卑屈になった性格を…
これを《愛(amour)》と呼ぶのなら、あまりに重すぎる。
ハネケ×ユペールpart3、とはいえ映画の骨子はある老年夫婦の《実録・老々介護》的な密室劇に近いものであり、I・ユペールが演じるのは離れ…
号泣したあと、もし同じくらいの年齢になって介護が必要になっても(生きてれば確実になるのだが)、このままだとちゃんとした家も看護師を雇う金も心配してくれる子供も顔を見せてくれる弟子もいざというときに思…
>>続きを読む久しぶりにハネケ作品が観たくなって2回目の愛、アムール。
多分ハネケ作品の中では1番まともな内容。平和な日常を突然失って、徐々に追い詰められていく様子を夫と妻、人間としてのそれぞれの立場からリアルに…