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ベラミ 愛を弄ぶ男のみゅうちょびのレビュー・感想・評価

ベラミ 愛を弄ぶ男(2012年製作の映画)
2.4
戦争から帰還後、貧困から抜け出したい男が社会で成功している元戦友の男の周囲にいる女達を次々と踏み台にしてのし上がっていく様を描いている。。。。

と言うものの、これが、面白く描かれていない。

なぜって、その主人公の男が、女どもがことごとく落ちていくほど魅力的には見えない。

ロバート・パティンソンは上手いし、決して悪くはないとおもう。主人公は、冒頭から、貧困を憎み、絶対に抜け出してやると言う強い執念をもっている。粗野で教育もなく貪欲。そんな男に品があるわけもなく、そういう部分をロバート・パティンソンはよく演じていたと思うのだけれど、主人公の描き方があまりに中途半端なのだ。女を餌にしていくとは言え、あまりに簡単に女どもが落ちていくし、周到に策略する部分が表面しか描かれないので、まったく面白くない。

ついでに言うと、女性達も十分魅力的には描かれておらず、キャスティングは豪華ではあるけれど、選りすぐったようにも感じられない。ミスキャストかなとすら思える。

登場人物が魅力的でないとまったくつまらない話なだけに非常に残念。
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