もね

愛してる、愛してないのもねのレビュー・感想・評価

愛してる、愛してない(2011年製作の映画)
4.0
井上荒野の短編「帰れない猫」が原作。
こういう余白のある映画好き。

結婚5年目の子供のいない夫婦が離婚を決意し、これまでに思いを馳せる。
どうして離婚なのか、
どうして離婚しなきゃいけないのか、
今、お互いをどう思っているのか。

まずヒョンビンと離婚は考えないよ。
しかも美青年まっさかりのヒョンビンだよ!?
浮気相手はハジョンウならなおさら無い。
と言うのは置いといて。

お洒落な作りの家で照明もつけずにいる二人、外は雨が降って二人は家に閉じ込められている。

離婚も受け入れて出て行く荷物さえ一緒に梱包を手伝おうとする夫。思い出のレストランを最後に予約する夫。
対して他の男が好きにって出て行く自分に感情をあらわにしない夫にイラつく妻。

どうせ怒ったって言ったって何も変わらない。
決心してしまった以上。

それで荷造りの手伝いやレストランで食事は身勝手な考えなんだって。

違うんだよな〜。
多分、私も夫側。
怒って何か言ったら変わるの?
だって決めたしまったことなのに。
と思ってるんだよ。
怒って欲しいと思うことが身勝手なのよ。

途中で出てくる猫の飼い主夫婦がど厚かましい。

玉ねぎを切って涙が止まらない夫。
洗いに行った洗面台で動けなくなる。
玉ねぎのせいか、悲しみのせいか。
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