丘の上にある修道院と普通の世の中との、距離や時間の経過、価値観が描かれた作品かと。
真実に基づく物語という事と、悪魔祓いといキーワードを聞いて、エクソシストをイメージして覚悟して観たのだが、いやー全…
孤児院で幼少期を過ごした2人の女性アリーナとヴォイキツァ。久々に再会するも、ヴォイキツァは信仰にどっぷり浸かった修道女になっておりました。孤独なアリーナはヴォイキツァにここから出ようと提案するもそれ…
>>続きを読む彼女が何度も口にする「騙されちゃだめよ」という言葉が、宗教云々だけでなく、社会全体を指すんではないかと思った。
この国の背景をもっと知ったうえで観ると、彼女が外で見聞き体験した事柄がいかに彼女に影響…
撮影、演出が素晴らしい。淡々とじっくり出来事を描いており、観客を映画に吸い込む力が強い映画だと思いました。なので、とても考えさせられます。ただ、この映画は国によって観方がかなり変わってくるのではない…
>>続きを読む固い信念や固執はある意味危険、ある程度のファジーさは必要だと感じる。倫理問題もあり重い。
最後の町の喧騒や車の窓を汚されるシーンはこの映画の象徴。紙一重とはこのこと。
ちなみに餅は餅屋、彼女には精神…
ドイツに出稼ぎに行っていた身寄りのないアリーナは、同じ孤児院で育ったヴァイキツァに会うために故郷のルーマニアに戻って来る。
しかし、修道院で暮らし信仰に目覚めたヴァイキツァとは、以前のように…
宗教というものをある程度自分から切り離して客観的に見られる立場から観ると非常に興味深い作品だと思った。でも、好きかと問われたら好きではない。
人里離れた小さな修道院内で起きたアリーナの振る舞いよりも…
さすがカンヌで脚本賞を受賞した作品。観終わった後、なんとも言えないモヤモヤ感と、傲慢にもみえる神への信仰の危うさをヒシヒシと感じてしまった。とても意義ある作品のように思う。
2005年にルーマニア…
WOWOW字幕
やっぱ外界と隔離された状況ってのはアカン。マインドコントロールして殺させあう事件と本質的に同じように思える。この事件の性質の悪さは歴史ある宗教だけに世間的にお墨つきがついていること。…