売れた芸人さんてのは、やはりこの世の酸いも甘いも経験してきてるでしょうから、だから、説得力があるというか、刺さるのかもしれんですな。
あ、でもこれ別にウッチャンの自叙伝とかではないのか。
魂まるごとぶっこんでも惜しくなんてないなにかを見つけたことがあるひとは、とてつもなく幸せで、だけど反面、とてつもなく辛いのだと思ってはいたのだけど。
それはまあ、そのとおりなのか。
ひとは夢をみないと生きていけないけれど、生きていくべきところはあくまで現実で。
信じることさえできれば、ひとは永遠に夢をみられるのだけれど(だってそれを証明する術なんてないんだし)けどかなしいかな、にんげんの脆弱な認識能力や意志では、世界には太刀打ちなんてできないのですな。
そこにないものを、かたくなにあるものと思い込むことなんてできるわけがないのだし。
魂まるごとぶっこんでも惜しくないもの。
それが永遠に手に入らないと知ったときの絶望はいかほどのものか。
破れた夢に、なんらかの意味をもたせることにいったいなんの意味があるんだろうと、思わないでもなかったのですけれど、そうでも思わないと、割り切れないほどのもの。
そもそもそれが、夢というべきものなのかも。
早まったなあ。
長澤まさみに木村文乃に川口春奈に。
好きなひとしか出てこない。
てか長澤まさみから川口春奈が爆誕するのか。なんという優良遺伝子。
伊藤淳史も小出恵介も正直棒読みモノローグで辟易していたのですが、喫茶店での小出恵介の泣きの演技にはやられてしまいました。