このレビューはネタバレを含みます
画面が豪華。
始めめまぐるしく画面が変わるので混乱しましたが、観るにつれて慣れて惹き込まれました。
アンナがめちゃくちゃ過ぎて、めちゃくちゃイライラしたんですが……
出産してから急変しますよね。
その時やその後の状況として
・朦朧とした高熱
・眠れるおまじない(だったかな?薬かお酒のボトル)
・召使いの言っていた薬
・お酒
繋がるのは、
・高熱による脳の損傷
・精神病の薬
・アルコール中毒
あまりの精神的な負担に、アンナはそういう病気になってしまった……
この時代で言う"悪魔に取り憑かれてしまったのだ"と解釈……
そう考えたら、すごく腑に落ちました。
腑に落ちてからは、イライラというより
恋の病に侵された悲劇の主人公…
最後、神に許しを乞う言葉は
悪魔に取り憑かれている、というところにリンクしてグッと心にきました。
彼女は悪者ではないかもしれません。
けれど、不倫という悪魔の手を取ってしまった。
相応の代償が必要になってしまうのだな、としみじみ思いました。
もう2人のカップルや兄夫婦の描かれ方も、上手く比例させるようで素晴らしかった。
そしてアーロンテイラーの顔が良すぎて最高でした…………
見応えのある映画でした!