ずが

偽りなき者のずがのネタバレレビュー・内容・結末

偽りなき者(2012年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ胸糞やん!
子供は悪気無くその時の出来心で嘘をついてしまったりするのはしょうがないのだけれど今回完全に良くなかったのは周りの大人達。
クララに話を聞く時もまるで誘導尋問のように頷かせて事実を捻じ曲げていく。そして主人公が優しい人だから勿論クララを責め立てる事は無い。抵抗しようとしたら異常者として扱われ取りあってくれない、この出来事は家族にまで影響を与え一度標的になってしまったら抜け出せず完全に狩る者と狩られる者の構図になってしまう。

本作ではハンティングのシーンがあるが人は知らず知らずのうちに相手の事情など考えない狩る側になってしまっているのを表現していると感じた。全体の一部となって人を攻撃する事は簡単な事かもしれないけど相手には相手の人生があり事情があるのかもしれないから一度冷静になるのが大切な気がした。本作でそれが出来たのはクララの父であり親友でのテオでそのお陰で主人公の無実は認められたのだと思う。
ずが

ずが