コマミー

シャドー・ダンサーのコマミーのレビュー・感想・評価

シャドー・ダンサー(2011年製作の映画)
3.0
【母親兼密告者】

[気まぐれ映画レビューNo.62]


その昔、"アイルランド"とイングランドは敵対していた。

そこで、アイルランドは昔ながらに義勇軍を持っていて、イングランドからの独立を図る為に武装し戦っていた。

その名は、「IRA」。"アイルランド共和軍"だ。

本作は、両親の影響でIRAの一員となったシングルマザーの"コレット"が、それが災いし、ロンドンで"爆破事件"を起こした際、容疑者として捕まってしまい、MI5(イギリス諜報局保安部)の捜査官"マック"の提案によって、"密告者"として働くようになる。
一方マックの方も、IRAの中に潜んでいる「シャドー・ダンサー」と呼ばれるMI5の"スパイ"について調べようとする。

と言った、両者にスパイがいる系の物語だ。

監督は「博士と彼女のセオリー」の"ジェームズ・マーシュ"だ。そして主演は「キングアーサー」などの"クライヴ・オーウェン"で、コレット役には"アンドレア・ライズボロー"だ。
アンドレアの存在感がキャストの中でも一際、際立っていてとても良かった。そして「ハリーポッター」への出演の後の"ドーナル・グリーソン"の姿も拝めて尚良い。

だが、物語はこの事に詳しくないと置いてけぼりになるくらい退屈だった。この後オスカー作品を手がけたなんて、誰が想像したであろう。

IRAの事を頭に少し入れた上で、ご覧下さい。
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