91年の世界卓球選手権で史上初めて結成された朝鮮半島南北統一チーム『コリア』が女子団体戦で優勝した実話を映画化。
ストーリーの基本骨格はいたってベタ。なのに演出や演技、細かいストーリー展開が完璧で完全に引き込まれてしまう。映画の教科書のような一本。
特に主演の二人がもう。あれは「空気人形」をやってたペ・ドゥナなのか!
終盤にかけてこれでもかというくらい色んな試練が起きて、もうハラハラの涙ぼろぼろ。
この映画、南北が噛み合わない序盤はけっこうコメディなんですが、最後まで見て民族の分断は喜劇であり悲劇であるというのを強く感じた。
千葉が舞台で、北朝鮮の選手が会場の在日朝鮮人の大声援で立ち直るところも何気に見所。