【第65回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『ジェシー・ジェームズの暗殺』のアンドリュー・ドミニク監督がブラピの制作会社でブラピ主演で撮ったクライム映画。
ブラピがそんなにカッコいい役でもないが、ブッシュからオバマに政権交代する時期で、アメリカという国を象徴的に描くという意図があるのだろうか。
オバマの演説に対してブラピ演じる殺し屋が「アメリカは国家じゃねぇ、ビジネスだ」と言うのが印象的。
リチャード・ジェンキンスはどう見ても悪人には見えないけどこの役には合ってるのかな。優しさがにじみ出てる。
スタイリッシュなシーンもあり、この尺ならまあいいかな。ストーリーに軸はあるし雰囲気も悪くはない。カンヌのコンペに選ばれるほどかな?とは思うけど。