ジャッキー・チェン最後のアクション大作という括りだが、これはあくまでも体を張るのが今回が最後ということ。
だからこそ多大な期待を持って見たが、良くも悪くも中途半端という結論になった。
アジアの鷹3作目の映画化であり、「サンダーアーム」はともかく「プロジェクト・イーグル」は個人的に初めて劇場で見たジャッキー作品なので思い入れたっぷり。
役柄はジャッキー版インディ・ジョーンズのようなものであり、世界各国の国宝を奪還するという役を受けて世界を回る男。
冒険もので宝に対しての歴史は良いが、政治的な話を絡めるものはいかがかと。
そのせいで変に楽しめず、仏像返還だとかやばめの題材が余計にみえてしょうがない。
そしてジャングルに入っての演出なんて80年代か?と思うほど古臭い演出。
結果的に冒頭のローラーブレードのアクションこそ見ものだが、これを最後といわれてもジャッキーファンとしては物足りない。
エンドロールの宣言とともに取りあえずはお疲れ様だが、作品の出来が宜しくないのが残念。