《一世紀前、彼らが私たちの国にやって来てどんな酷い悪事を働いたか》
〝あなたたちは中国に来て、私たちの文化財に火をつけて焼き払い、貴重な財宝を奪ったのよ。百年たった今でもその事実を忘れていないわ〟
トレジャーハンターの活躍を描くジャッキー・チェンの〝アジアの鷹〟シリーズの第3弾。〝インディ・ジョーンズ〟のような伝説の秘宝や古代都市の謎を紐解いていくようなワクワクするお宝探しの映画だと思ったら、戦時中、英仏連合軍が清朝の離宮円明園の財宝を略奪し焼き払ったという史実に基づく話みたいだけど…。実際に円明園にあった十二支像を探し出すという話の方がリアル度が増すのかも知れないけど、政治的な話を絡めるのはどうなんだろう。それに、海賊が日本語を話したり、日本に奪われた古文書が韓国に返還されたニュースを流したりして、日本に対する感情も気になるところ。
ローラーブレードスーツを着て坂道を滑り降りたり、スカイダイビングの空中戦を繰り広げたりして、ジャッキーのアクションは健在だけど、ラストのズタボロに傷ついたジャッキーを観たら泣きそうになったよ。〝もうそんなに無理しなくていいよ。お疲れ様〟って言いたくなる映画。
視聴メモ：2023.08.18/117/Abematv
