デンマークではこのお話は有名らしいが、初見の身からすれば要は三角関係の恋愛事情なだけ。
問題はこれが国王と姫が関わっていたということ。
デンマーク王のクリスチャン七世と結婚した王妃カロリーネ。
しかし世継ぎが出来て以降は精神を病んでふさ見がちに。そこで王は医師のストルーエンセを侍医として雇う。
だが医師と王妃は急速にその仲を接近させていく。
王がいかにもバカ殿みたいな容姿で出てくるが、医師との出会いによって変わっていく件。
そして侍医は国政に深く関わっていく。
マッツ・ミケルセンの余裕たっぷりな上流階級ぶりが発揮されており、やはりこの俳優は役柄によって化ける。
恋愛のねじれがそのまま、議会との駆け引きにつながるやり取り楽しめました。