このレビューはネタバレを含みます
やっと観られた!ずっと観たかった作品。
AKIRAは見た事無いから分からなかったけれど、スティーブをついカッとなって殺してしまってからタガが外れていって、
父親の本当にクズなところがずっと続いていって、精神的に追い込まれていって、それを発散しつつも自分の力を過信し続けていく。
能力に対して自身の体力や反応力、運動能力、筋肉量が圧倒的に足りなかった事での弱さも終わりに繋がったかと。
アンドリューは最後まで人を信用出来なかった(変われなかった)し、
スティーブもマットもアンドリューを救えなかった。
突発的な能力を得た所で、自分たちの無知さ、稚拙さ、好奇心が裏目裏目に出ていく。
作中何度も、もっとこうだったら良かった(救われた)だろうに、と思えるシーンがあって、本当に哀しくて崩壊に向かっていく末路が見えてしまう。
あと、携帯やカメラを奪って自分を撮っていたのも、誰かに見て欲しい、知って欲しいといった内々に眠る欲求を満たしていたのかもしれない。
エンディングは葛藤もしくはアンドリューの内にある感情や心情、或いは最初に洞窟の中で落としたカメラの音だったのかなと。