広島カップ

クレージー作戦 先手必勝の広島カップのレビュー・感想・評価

クレージー作戦 先手必勝(1963年製作の映画)
2.8
暑くて疲れてたので横になって肘枕で観始めたら、オープニングでいきなりテレビの向こうの植木等が肘枕で横になっていてこっちを向いていたのには笑いました。

冒頭、肘枕で留置場に横になっていた植木が出所をしたら会社からクビを言い渡され、なんと落ち込んでいるではないですか。
クレイジーの初期の無責任映画のつもりで観ると少し拍子抜け。何でもかんでもパワフルな笑いで解決するのではなく筋道を立てたドラマ性が見られます。

クビになった植木は自ら世の中の争い事を解決する会社を作ります。その社員としてクレイジーキャッツの面々が全員集まって来る。
「さぁ、もめ事ドン!といらっしゃい」というまでは良かったのですがいまいち突き抜けた笑いがありません。白を黒と言ってしまうバイタリティが感じられません。
最後はケネディとフルシチョフの間に入って冷戦を解決するぞ!となりますがいまいち意気が上がらずに終わってしまいます。
先手必勝のアグレッシブさを観たかったのですが残念。

池内淳子は若い頃から着物の上に白割烹着がよく似合っていました。
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