糸末

地球、最後の男の糸末のネタバレレビュー・内容・結末

地球、最後の男(2011年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

なんかかなり勿体無い感じ。ISSに独りきりで通信も途絶えたもんだから退屈な描写は続くけど、撮り方はいいし静まり返った空間に物音だけが響く感じも好きだったのに途中からどうしたの。最後はどんでん返しでも狙ってるの?それならもう少し一つの物語として落とし込んで欲しかった。放題詐欺だって声が多いけどLOVEを描いた映画だとも到底思えない。兄弟からの動画メッセージが届くシーンはあれど、異性が登場するのも孤独が生み出した虚像に塩対応する場面だけだし、肉親という見方もできなくはない人物がいたりするけどそれを裏付けるものは何もない。誰との関わりもなく気も狂い愛に飢えてはいたかもしれないけど、描きたかったのはそういう愛だったのか。そもそも愛って目の前にないからほしいものなの?孤独だから誰かに伝えたいものなの?そういう愛もあるかもしれないけど、少なくともそれをこの舞台でやる必要はないと思った。
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