hayanomidori

地球、最後の男のhayanomidoriのレビュー・感想・評価

地球、最後の男(2011年製作の映画)
3.3
原題LOVEと知って。この邦題でないと余計意味わかんなかったかもなあ。。。



これから映画を作ってみたい人にとっては、低予算でもここまで作り上げた人が居るのが大きな希望になると思います。
ただ単に低予算なだけでは、ここまでのカメラワークやセット、編集、高画質、高音質の映像表現は実現しません。よっぽど腕を磨いた人たちが集まって、企画からリリースまで団結してこそ配信で私達が鑑賞できた。バックボーンも無いのに挑戦する意欲がそこここに垣間見える気がして私はそこに感銘。(残念ながら作品の趣旨は最後まで謎すぎて解りませんでしたけど。)



作品の話に戻ります。
最初と最後の20数分以外は特にイベント無し、ひたすら孤独と暇を持て余す男の心の内の独り語り。
ラスト、たったの数分で『LOVE』のタイトルを回収するどんでん返しは見ものです。
以上です。



ゼロ・グラビティの予算の1/200で作られたという前宣伝はとても良いと思う。それでこんなに美しい映像表現が出来てしまうのか!という驚き、敬意を持って鑑賞することで、この退屈なストーリーをついつい真剣に見守ってしまい、それでしか味わえない孤独と暇と人恋しさに感情移入できたから。

人生で一度でも、長い孤独と暇を経験したことがあれば、ついつい主人公を応援したくなってしまい、この良く解らない筋書きさえ愛おしく感じることでしょう、、たぶんね…。
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