現代的(と言っても70年代)でめちゃポップでおしゃれな金田一耕助。好きです。
衣装が全体的に好きです。
不思議でがさつな金田一ではなかったけれど、優しさや、推理力、人柄のよさは残しつつ、中尾彬版金田…
私は岡山や信州を舞台にした横溝正史の金田一耕助シリーズの魅力は「おどろおどろしい」ではなく、田園風景の詩情にこそあると思っています。(注1)
この「本陣殺人事件」は完璧な原作密着ミステリ映画であると…
このレビューはネタバレを含みます
東西ミステリーランキング100で上位に入る本作です。
全く推理要素を期待していなかった(どうせ古い映画だからつまんない理由でしょ?的に)為に、良い意味で期待値が下がっていたので面白かったです。
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このレビューはネタバレを含みます
ゴシックとロリータが拮抗し血を吸うシリーズ番外編のよう。冒頭からして鞄に西洋人形をつけたロリコン金田一が遺影からして異様なロリータ鈴子の寺山ワールドな葬列に遭遇。シュール極まりない。アメリカでポーの…
>>続きを読む「因果はめ〜ぐ〜る〜」悲しい老婆の歌声が、大林宣彦の歌詞と、水車と琴の音の響きを伴って、この悲しい物語のオープニングを飾る。
原作の難しいトリック、その文字から想像するしかなかった仕掛けを、ちゃん…
横溝正史による原作において金田一耕助デビュー作。本作を低予算ながら良質な作品を送り出していたATGが製作したが、その設定の工夫も、その作品が持つ雰囲気も良い方向にいったと思うね。
金田一耕助は、あの…
「本陣殺人事件」
冒頭、和を重んじる歌と水車の水飛沫。鈴ちゃんの死、回想へ。五月に雪、日本刀、婚礼、大名方が泊まる宿、慣例、鴛鴦の歌、花嫁、お琴。そして床盃…本作は高林陽一が横溝正史原作を映画…
中尾彬as金田一、1975年映画「本陣殺人事件」
昔から金田一フリークの割りに3年前に初見というこの作品。
岡山を舞台にしているにも関わらず、塚本晋也の「鉄男」や長谷川和彦の「太陽を盗んだ男」にも通…