Ki64

ジュラシック・シャークのKi64のネタバレレビュー・内容・結末

ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

アイデアが弱くちょっと真面目なZサメ映画。

というのも、モロコシ畑を回遊したり陸に上がってきたりはたまた家の中にやってきたりするトンデモなサメたちがいる中、この作品のサメはちょっとデカくて湖に現れたってだけ。
宣伝担当の人もどう売り込んだらいいかきっと頭を抱えたことでしょう。

あとは、ふざけた作りをしてないこと。
演技はまぁまぁ普通だし、脚本もまだマシってレベル。
CGは1985年制作の『バックトゥザフューチャー』の光学合成の足元にも及ばないお粗末なクオリティ。
特に水しぶきは表現するのが面倒だったのか、サメが来てもダイナマイトを投げ込んでも湖面は全く穏やかな凪状態。
銃で腕を撃たれても血が出ることもなく数分痛がるだけ。

でも、これらのことってZサメ映画界では『普通・当たり前』のことなんですよ。
期待する方がバカバカしいというか。

そして奇跡的な働きをしてくれたのが、アマプラでの視聴だったんだけど何故か吹き替え版しかなかったこと。
Zサメ映画で吹き替えってもう最悪なんじゃね?と思ったけど観てみたら吹き替え声優さんたちみんなめっちゃ頑張ってるwwやっぱプロですわ…

これの効果がデカかったのか、おかげで『高校と大学の間くらいの演劇部』ってレベルで観ることができました。

何だろうな、明らかに尺稼ぎ狙った冗長なカットもあるし、サメによる煽りは『エクソシストシャーク』のような同一映像の使い回しでひどいっちゃ酷い出来なんだけど、他のZサメ映画だと鑑賞者をバカにしてるだろって思っちゃうやつもある中、頑張ってるところはちゃんとそれが伝わってくる作りしてるので、何とも微笑ましい感じはします。

あとは普通に観れたこれが吹き替え声優さんの効果なのかどうか、これから検証していこうと思います。
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