お久しぶりです、ロバート・カーライル主演作品！
最近はもうめっきり映画に出なくなっちゃいましたねぇ。顔がドアップで映った時にあまりにもシワだらけの顔に時の流れを感じましたよ。。まぁ『トレイン・スポッティング』の時に既にオッサンだったのかもしれませんが。。
出演作こそ減りましたが、やはりダメ人間をやらせたら彼か温水洋一かってくらい輝きを放ってましたねぇ。安心しましたよ。
ストーリーは…元人気ロックバンドで現在は農夫で夜はラジオのＤＪもやっているカーライル。こんな感じでアメリカでセカンドライフ的な平和な暮らしをしてたんですが…飲酒運転で捕まったせいで過去の前科と併せて強制送還させられそうになります！！そう、彼はアメリカ人ではなくスコットランド人らしく永住権が剥奪させられてしまいそうでピンチになるわけです。。 そこで強制送還されるとマズイという状況を証明するために…１０年以上会ってない元妻と娘に会う事に！そこでロバート・カーライルは自分の過去の過ちなど振り返り見つめ直す、、そんなお話ですね。。。
まぁ盛り上がる部分は一つもありません。終始、ロバート・カーライルの悲壮感、哀愁しかありません。。
逆に言うと表情や佇まいだけでダメっぷりが表現できる俳優・カーライルだからこそ成立した映画、彼にしかできない映画とも言えるかもしれません。。
最後の最後まで静かに終了した映画ですが、何故かすがすがしさすら感じる余韻を味わいました。
自分がもうちょっと年食って人生に深みが増したらもっと楽しめるんでしょうけども。。
まぁ派手さはないので納得のＤＶＤスルーとも言えます。
この静かなる男は…『トレイン・スポッティング２』の大爆発の前フリのようにも思えてきました。。そっちに期待。
