しりたん

マチェーテのしりたんのレビュー・感想・評価

マチェーテ(2010年製作の映画)
2.0
原題:MACHETE


『プラネットテラー』 の偽予告編が長編映画になりやした。
そしてヤラレ役、脇役で有名なダニー・トレホ念願の主役映画。念願の主役出来たから、この人は他界しても悔いはなさそうだ。

肝心の中身ですが
①『プラネットテラー』のノリを好む方。
②ロバート・ロドリゲス映画常連の顔ぶれが好きな方。
③スティーブン・セガールの死様が見たい方。

上記に当てはまらない人は見るのは止めましょうw

つっこみ所満載で挙げたらきりが無いけれど、元凄腕捜査官の設定のトレホ改めマチェーテ(あだ名)。これからして合っていないw
表情見れば分かるかと思いますが、あのシワシワ顔にタトゥー色々、胸に仏様、ボサボサのロン毛で凄腕捜査官はありえませんねw
単車のアメリカンのハンドル真ん中にガトリングガン設置して
運転しながら撃っていたけれど、一体どんな原理でトリガー引かれているのか気になってしまう。

個人的に目玉としてはスティーブン・セガール初の悪役が見所。っと言っても所詮物が物なんで・・・。
『死の標的』の冒頭の仕返しとでも言いましょうか。
『沈黙のマチェーテ』が作れるのではなかろうか?
他キャストがチーチ・マリン、トム・サビーニ、ミシェル・ロドリゲス、ロバート・デ・ニーロ、ジェシカ・アルバ、リンジー・ローハンと、ロバート・ロドリゲス作常連から大御所と微妙に豪華。
ロバート・ロドリゲスは曲者キャストそろえるのが特徴ですが、今回はキャストの持ち味を出し切っていなかった。
特にトム・サビーニなんて登場シーンがインパクトあり、笑がもれたがいつの間にか居なくなっていた。

偽予告の時はかなり面白そうだと思っていましたが、こうして作られると微妙。
所々に戦闘はある物の、冒頭と終わりのお祭り騒ぎ以外、ダレてしまっている。
この映画の狙いで、あえて古臭く作り、古臭いストーリーを狙っているにしてもちょっと厳しい。
ちなみに、ポスターや公式サイトのトップを飾っている無数のマチェーテコート(?)は本編に出てきません。
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