ももん

変態小説家のももんのネタバレレビュー・内容・結末

変態小説家(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルやあらすじを上回る良作

精神病だなぁやっぱり自傷他害のある人は1人にしておけないなぁと中盤まで観ていたが演出が、面白いし怪しい男がやっぱりヤバい事するし、ちょっと全時代的な幼少期のトラウマ縛りで2人の精神病のキャラを登場させて上手い事からめて行って良かった。途中何度かここで物語唐突に終わらせてエンディング流しても良い映画になりそうって箇所もあったけど結果ボリュームあって面白い映画に仕上がってた。

主人公は美女と出会わなければいずれ事件起こすか転んでナイフ自分に刺して死んじゃう結末だったろうけど、その出会いも一応親切なステレオタイプのカウンセラーのアドバイスに従ってコインランドリーの恐怖に向き合い一歩踏み出して社会と向き合ったからだし、洗濯の目的であるスポンサーと会うのだってこれまで自分の体験から絵本を紡いできた人生が結実して降ってきた話だし、自力でハッピーエンドに向かっていけたのは主人公の強さだろうと思った。

ラストの意味深な伏線回収エンドも是非乗り越えて欲しいものだ。
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